「財布をなくして、免許証もマイナンバーカードも全部なくなった……」
そんな状況になると、頭が真っ白になってしまうと思います。(私は一周回って逆に冷静になりました笑)
紙袋に財布を入れたままにして捨ててしまった経験があり、再発行する手順を調べてまとめました。(ゴミ袋に捨ててもう無いと気づいた時は叫びました、、、)
- 何から始めればいいのか分からない
- 本人確認書類が手元に何もない
- 再発行するにも本人確認書類が必要なのでは?
- 警察に行くべき?
- 住民票は取れる?
- 銀行や携帯電話はどうすればいい?
こうした不安を、ひとつずつ整理していきます。
結論:身分証をすべて失った場合でも、発行のためのルートはあります。重要なのはいきなり全てを再発行しようとせず本人確認に使える書類を確保しながら順番に手続きを進めることです。
※手数料・必要書類・受付時間は自治体・都道府県等によって異なるため、実際の手続き前には必ずご自身の住居地の窓口や公式サイトでご確認ください。
身分証を全てなくしたらまず何をする?
優先順位をつけて整理すると、次の順番になります。
- もう一度、身の回りを確認する(車内、鞄の別ポケット、直前に立ち寄った場所など)
- クレジットカード・キャッシュカードを利用停止する(各カード会社・銀行へ連絡)
- マイナンバーカードの一時利用停止を行う(電話一本ですぐできるため、気づいた時点で早めに)
- 自宅外で紛失した場合は、警察に遺失届(盗難の疑いがあれば盗難届)を出す
- 本人確認に使える代替書類を確認する(後述)
- 最初に再発行できる書類から順番に手続きする
警察への届出はマイナンバーカードの再交付や運転免許証の再交付の際に「遺失届の受理番号」を聞かれることがあるため早めに済ませておくと後の手続きがスムーズです。
本人確認書類が何もない場合、どうやって再発行する?
「本人確認書類がない=何もできない」ではありません。ただし、制度ごとに対応が異なるため混同しないことが大切です。
- 運転免許証:都道府県の公安委員会によっては「本人確認資料がない場合でも受理する」としているところもあります。
本人確認書類がない場合は、窓口で「てん末書」(紛失の経緯を記入する書類)の作成を求められる
ことが一般的ですが運用は都道府県によって異なるため、事前に管轄の警察署・運転免許センターへ電話確認することを強くおすすめします。 - マイナンバーカード:再交付の申請自体には本人確認書類が必要です。
再発行を待っている間に銀行など第三者からマイナンバーの提示を求められた場合はマイナンバーの記載がある住民票(または住民票記載事項証明書)を代わりに使える場合があります。
これは「再交付申請の本人確認書類」としてではなく「待機期間中にマイナンバーを証明する手段」として使えるという意味です。 - 住民票:取得時にも原則、顔写真付きの本人確認書類が必要です。手元に何もない場合は
「本人確認書類を複数組み合わせる方法」や「照会書を自宅に郵送し後日その回答書を持参して確認す
る方法」を用意している自治体が一般的ですがこれも自治体ごとに運用が異なるためまずは電話で「身分証が何もない状態だが住民票や本人確認書類を取得したい」と伝えて案内を受けるのが確実です。
「身分証が何もない状態でいきなり住民票を取れる」とは限らないため、住民票を安易な「最初の一歩」と考えるのは避けたほうが安全です。
お住まいの自治体窓口へ電話し今の状況(何を持っていて何を持っていないか)を正直に伝え、その自治体が用意している代替手段の案内を受けることが一番間違いがないです。
最初に再発行を検討する身分証は?
| 書類 | 紛失時の対応 | 本人確認書類がない場合 | 主な窓口 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| マイナンバーカード | まず一時利用停止(24時間365日対応) | 再交付申請には本人確認書類が必要。 待機中にマイナンバー証明を求められた場合はマイナンバー入り住民票が代わりになる場合がある | 市区町村窓口/マイナンバー総合フリーダイヤル | 特急発行・交付制度を使えば紛失から原則1週間程度で再交付 |
| 運転免許証 | 警察署・運転免許センターで再交付申請 | 都道府県により対応が異なる | 運転免許センター/住所地を管轄する警察署 | 2025年3月以降、マイナ免許証との組み合わせで手数料体系が変わっている |
| パスポート | 最寄りの警察署に遺失届、その後パスポートセンターで手続き | 他の本人確認書類が必要になるのが一般的 | 都道府県のパスポートセンター | 詳細は手続き前に必ず公式サイトで確認してください |
| 住民票(本人確認の足がかり) | 取得自体に本人確認書類が必要 | 照会書方式など自治体ごとの代替手段がある場合がある | 市区町村窓口 | 対応は自治体差が大きいため、まず電話相談を推奨 |
運転免許証をなくした場合
全国共通の基本的な流れ
- 警察署・運転免許センターで再交付を申請する
- 本人確認書類(マイナンバーカード、パスポート、健康保険証など)を持参する
- 写真(縦3cm×横2.4cm、6か月以内撮影)が必要になる場合が多い
- 紛失の経緯を確認されることがある(てん末書の記載を求められる場合がある)
手数料・必要書類は都道府県によって異なる
手数料は、2025年3月24日から始まった「マイナ免許証」制度の影響で、従来の運転免許証のみを希望するかマイナ免許証も希望するかによって金額が変わる都道府県が増えています。
組み合わせによって1,500円〜2,700円程度と幅がある例が複数の都道府県で公表されています。
正確な手数料・必要書類は都道府県ごとに異なるため、手続き前には必ずお住まいの都道府県警察の運転免許関連ページ、または最寄りの警察署・運転免許センターに直接ご確認ください。
実際にあった一例
筆者の実体験として財布ごと運転免許証を紛失してしまい、警察署の窓口で社員証(顔写真付き)を提示したところ、免許証を再発行してもらえたケースがあります。
ただし、社員証が正式な本人確認書類として一律に認められているわけではありません。窓口の判断や、その場での状況説明(紛失の経緯など)によって対応が変わる可能性があ
るため「社員証があれば必ず再発行できる」と考えるのではなく、あくまで一つの実例として参考にしていただき実際に手続きする際は持っている身分証(社員証を含む)をすべて持参したうえで、窓口に相談することをおすすめします。
マイナンバーカードをなくした場合
まず一時利用停止
紛失・盗難に気づいたらすぐに以下へ連絡します(24時間365日対応)。
- マイナンバー総合フリーダイヤル(無料):0120-95-0178
- 個人番号カードコールセンター(有料):0570-783-578
自宅外で紛失した場合は区役所・市役所へ行く前に警察署・交番で遺失物届を行い、受理番号を控えておくと、後の再交付手続きで役立つ場合があります。
再交付の手続きと手数料
- 紛失・盗難の場合は「特急発行・交付制度」により、原則1週間程度で再交付を受けられます。紛失から30日以内に市区町村窓口での交付申請が必要です。
- 特急発行の手数料は、発行手数料2,000円(電子証明書が不要な場合は1,800円)と案内されています。
- 一方、通常の再交付手数料として「カード再交付800円+電子証明書再交付200円=合計1,000円」という金額を案内している自治体もあります。
特急発行制度を使うかどうかで金額が変わる可能性があるため、正確な金額は申請先の市区町村に確認してください。
見つかった場合はすでに再交付手続きが終わっていれば古いカードは使用できません。手続き前であれば、一時停止の解除で元のカードを使い続けられる場合があります。
健康保険証・資格確認書をなくした場合
2024年12月2日(令和6年12月2日)以降、紙の健康保険証は新規発行・再発行ともに終了しています。現在は「マイナ保険証」(マイナンバーカードに保険証を紐づけたもの)か、「資格確認書」のいずれかで医療機関を受診する仕組みです。
会社員(社会保険)の場合
勤務先の総務・人事担当部署に連絡し、加入している健康保険組合や協会けんぽを通じて資格確認書(または資格情報のお知らせ)の再交付を依頼する流れが一般的です。
国民健康保険の場合
お住まいの市区町村の国民健康保険窓口で、電子申請・郵送・窓口のいずれかの方法で再交付を申請できます。いずれの方法でも、マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど、本人確認書類が1点必要になるケースが一般的です。
資格確認書の発行手数料は、無償とする方針が示された経緯がありますが、最終的な取り扱いは保険者・自治体によって異なる場合があるため、申請先に確認してください。
銀行・クレジットカード・携帯電話はどうする?
身分証を全部なくすと行政手続き以外にも困る場面が出てきます。一般的には次のような対応が考えられます。
- 銀行:口座のある支店やコールセンターに連絡し
キャッシュカード・通帳の利用停止と、再発行の相談をする。本人確認は各行の規定によって異なります。 - クレジットカード:カード会社のサポート窓口に連絡し、利用停止と再発行を依頼する。
- 携帯電話会社:契約者本人確認のうえで、SIMの再発行や各種手続きを行う。ショップでの本人確認方法は各社で異なります。
- 証券会社・通販サイト:それぞれのカスタマーサポートに本人確認書類がない状態である旨を伝え、代替の確認方法を相談する。
各社で本人確認の方法・必要書類が異なるため、「一般的にはこうした対応が考えられる」という参考情報として捉え契約している各社の公式サイト・サポート窓口で最新の案内を確認してください。
社員証は身分証として使える?
顔写真と氏名が載った社員証であっても、行政手続きの正式な本人確認書類として認められないケースが多いのが実情です。「会社の身分証明書・学生証等は本人確認書類に該当しない」と明記している自治体もあります。
一方で実際に「財布ごと運転免許証をなくし、警察署の窓口で社員証を提示したところ再発行してもらえた」という私の実例もあります。
これは窓口の個別判断によるものと考えられ、すべてのケースで社員証が使えると保証するものではありません。銀行や携帯電話会社など民間サービスの本人確認では、
社員証が補助書類として扱われる場合もありますが「認められるかどうかは手続きの種類と窓口によって異なる」というのが正確な理解です。断定はできないため、利用したい手続き先に個別に確認することをおすすめします。
住民票は身分証になる?
住民票(の写し)そのものは「今この住所に住んでいる人物である」ことを証明する書類であり、写真付きの身分証明書とは性質が異なります。
- 住民票を取得する際にも、原則として顔写真付きの本人確認書類の提示が必要です
- そのため「身分証が何もない状態」から住民票をいきなり取得できるとは限りません
- 自治体によっては、本人確認書類を複数組み合わせる方法や、照会書を自宅へ郵送してから手続きを進める方法を用意している場合があります
「住民票があれば本人確認できる」と単純に考えず、まずはお住まいの自治体の窓口に電話し身分証が何もない状態であることを伝えたうえで案内を受けるのが確実です。
身分証を全部なくした場合のおすすめ手順
STEP1:カード類を停止する
クレジットカード・キャッシュカードなど、悪用リスクのあるものから利用停止の連絡をします。
STEP2:マイナンバーカードの一時利用停止を行う
24時間対応のフリーダイヤルへ連絡します。電話一本ですぐできるので、気づいた時点で早めに行いましょう。
STEP3:警察に遺失届(盗難の疑いがあれば盗難届)を出す
受理番号は後の手続きで必要になる場合があるため控えておきます。
STEP4:お住まいの自治体窓口に電話で相談する
「身分証が何もない状態でまず何から手続きすればよいか」を伝え案内を受けます。住民票の取得可否や自治体が用意している代替手段(照会書方式など)はここで確認します。
STEP5:案内された方法で最初の本人確認書類を確保する
自治体の案内に沿って手続きを進め、最初の1枚を確保する。
STEP6:運転免許証・マイナンバーカードなどを順番に再交付し、銀行・携帯電話などの本人確認を復旧する
最初の1枚を足がかりに残りの書類を順番に再発行していきます。
よくある質問
Q1. 本人確認書類が何もない状態でも、何かの再発行はできますか?
A. 制度によって異なります。運転免許証は都道府県によって「本人確認資料がなくても受理する」ケースがあります。
一方、住民票の取得は原則として顔写真付きの本人確認書類が必要です。まずはお住まいの自治体・警察署へ電話で相談することをおすすめします。
Q2. 警察への届出は必須ですか?
A. 自宅外での紛失・盗難の場合、マイナンバーカードや運転免許証の再交付手続きで「遺失届の受理番号」が必要になる場合があるため、
届出をしておくことをおすすめします。必須かどうかは書類の種類や自治体・都道府県によって異なります。
Q3. マイナンバーカードはすぐ再発行できますか?
A. 紛失・盗難の場合は「特急発行・交付制度」により原則1週間程度での再交付が可能です。紛失から30日以内に市区町村窓口での交付申請が必要です。
Q4. 運転免許証の再交付手数料はいくらですか?
A. 2025年3月からのマイナ免許証制度導入により、都道府県・持ち方の組み合わせによって金額が異なります(1,500円〜2,700円程度の例があります)。
正確な金額は、住所地を管轄する警察署・運転免許センターに確認してください。
Q5. 健康保険証をなくしたら紙の保険証を再発行してもらえますか?
A. 2024年12月2日以降、紙の健康保険証の新規発行・再発行は終了しています。マイナ保険証、または資格確認書のいずれかで医療機関を受診する仕組みです。
Q6. 社員証は身分証として使えますか?
A. 行政手続きの正式な本人確認書類としては認められないケースが多いです。
ただし、実際に運転免許証の再交付で社員証の提示により再発行できた実例もあります。窓口の個別判断による可能性があるため必ず使えるとは限らない点にご注意ください。
Q7. 住民票があれば本人確認できますか?
A. 住民票そのものは写真付きの身分証明書とは性質が異なります。また住民票の取得自体にも原則として本人確認書類
が必要です。自治体によって代替手段(照会書方式など)が異なるため、窓口へ相談してください。
Q8. 何から始めればいいですか?
A. まずはカード類の停止、マイナンバーカードの一時利用停止、警察への届出をすませそのうえで自治体窓口に電話で相談してください。まず何が取得できるかは窓口の案内に従うのが確実です。
まとめ
身分証をすべてなくすと、最初はどこから手をつけていいか分からなくなるものです。ですが、カード類の停止、警察への届出、自治体窓口への相談という順番さえ押さえておけば、一つずつ確実に手続きを進めることができます。
制度は自治体・都道府県によって細かく異なるため、この記事を「全体の流れをつかむための地図」として使いながら、実際の手続きは必ず窓口や公式サイトで最新情報を確認してください。
※制度や手続きは変更される場合があるため、手続き前に必ず各公式サイト・窓口で最新情報をご確認ください。
余談
私は(財布に入れていた)身分証をすべて捨ててしまって絶望したことがあるのですが、社員証(顔写真付き)を警察署に持参して現住所を伝えたら免許証の再発行ができました。
マイナンバーカードは免許証の再発行が完了した後に手続きを行いました。
サラリーマンということもあり市役所は平日しか空いていなかったため、再発行されたらまた取りに行かないといけんないの、、、と憂鬱になっていたのですが課金すれば届けてくれる制度があると教えてもらいそれで受け取れました!
また、身分証の再発行待ちの期間に居酒屋に行った際に年齢確認をされ、お酒が飲めなかったのも当時は恥ずかしかったのですが、
今ではある意味いい経験できたなと思えるようになりました!笑
お読みいただきありがとうございました。
貴殿も気を付けて財布や身分証等を無くさないようにしてください!(いろいろ面倒くさかったため)
